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石狩・旧長野商店 見学

Img_38561 今年の連休も近場で済ませています(^^;) 昨日は市内の河川防災ステーションでやっている「こいのぼりフェスティバル」をちょっと見てきて、千歳川(石狩川の支流)になびいているこいのぼり&さけのぼり&うなぎのぼりを見てきました。サケはまあ北海道じゃあポピュラーな魚ですから分からんでもないですが、うなぎはどうやら市内で養殖をしているそうで...
Img_3865 で今日は、まずは石狩川の河口橋の近く・マクンベツ湿原のミズバショウを見てきました。数年ぶりに行きましたが、遊歩道ができていて、目の前でミズバショウを見ることができるのがとても良いです(^^)
Img_3876 それから石狩の本町地区へ。先日の道新札幌地方版に市の指定文化財「旧長野商店」が移築補修され、今日から一般公開するということが載っていましたので行ってみました。実は私は5年前までこの近くに住んでいたのですが、その頃この旧長野商店は現在の場所(いしかり砂丘の風資料館の隣)ではなくバス通りに面した場所にあって、修復中で周りを工事用のネットで囲まれた状態になっていたんです。それが修復されたということで、これは見に行かなくてはと思いまして出かけた次第です。今日は公開初日ということで市教委の学芸員が解説する見学会もあるというので参加してきました。
 実はこの学芸員というのが、高校時代の同級生でして、うちのサイトでもちょっと紹介している紅葉山49号遺跡の発掘にも携わっていました。彼の話のポイントをいくつか整理しますと...(といってもうちの坊主くんがうろちょろしていたので聞き逃した話もあったと思いますが)

◇修復するにあたり、元々のものと修復したところが分かるように、木の柱や石材など色が若干違っている。
◇普段入れない店舗の二階に上がったが、本来は土壁だったところ、土壁だと木の柱が腐ってしまうと助言されたので、石膏ボードを使い、その上に紙を貼って白くし、漆喰風に復元した。
◇二階の窓ははめ込みだが、その周りの石材にほぞ穴のようなものがある。何か建具のようなものがあったと思われるが、昔の様子を知っている方に聞いても、すでにその状態だったようでわからなかった。
◇店舗の屋根は三角形を組み合わせた?形式(名前忘れました(^^;))だが、石蔵の方は和風の組み方をしている。
◇石蔵の展示品に、長野家で使用していた会席膳があるが、膳や椀だけでなくお櫃、お盆、湯桶などもそろっているものは珍しい。
◇今回の復元で屋根瓦は長野家の出身地である新潟県の瓦を使ったが、後に寄贈があった長野商店の鬼瓦には「札幌区遠藤白石工場謹製」の文字があり、北海道産の瓦を使っていたことが分かった。
Img_3879◇店舗の外に掛かっている看板は古写真を元に復元したが、細かなところが分からず苦労した。
 →「武蘭地」は最初読めなかったが「葡萄酒」と並んで表記されているので、「ブランデー(ぶらんじー)」のこととわかった。
 →槲汁(かしわじる)も最初は柿汁と思ったが、画数が多いし調べた結果、槲とわかった...等々
◇石蔵の外壁が上部は白漆喰仕上げ、下部は石材のままになっているが、修復の参考とした明治20年代の写真でそのようになっているので、そのままとした。
◇石蔵の窓は扇形の石を使ったアーチ窓になっているが、店舗の窓は一見扇形の石を使ったように見える半円形の石を使っている。

 こんなところでしょうか。やはり専門家の話を聞きながら見学すると勉強になります。(もし聞き間違いがあったらご容赦を...)
 その後は、久しぶりに石狩の街をウロウロしながら帰りましたが、楽しい一日でした。

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